子ども好きの看護師におススメの職場は、やはり小児科や小児病棟での勤務でしょう。
小児科は0歳から高校生ぐらいまでの子供が利用しますが、まだ免疫力が強くなく体調を崩しやすい乳幼児の利用が多いです。病院嫌いの子も多く、医師の診察を受けるだけで泣き叫ぶ子もいます。そんな時は補助にあたる看護師が上手になだめて、医師が安全に診察ができるようサポートしていきます。
また入院して治療を受けることになる小児病棟では採血や点滴、投薬治療が必要です。ただでさえ自由が奪われてストレスが溜まっている中、嫌な治療を受けるのは子供にとっては大きな負担になりかねません。そんな時こそ、子ども好きな看護師の本領発揮です。入院生活が少しでも楽しく過ごせるように、子どもの話し相手や遊び相手になってあげる事も大切です。

病院勤務以外では保育園も看護師が活躍できる職場になります。
学校の保健室の先生のような役割ですが、未就学児の子と接することができる環境は子供好きな看護師にはピッタリです。
主な業務は保健室に常駐し、登園した子供が体調を崩した時や怪我をした時にケアをします。またインフルエンザや胃腸炎など流行る時期には、園内にウイルスが蔓延しないよう職員や子供の家族への指導を行っていきます。
全国的にみるとまだ保育園で働く看護師の数は少ないですが、アレルギー持ちの子や発達障害を抱える子が増えている傾向にある中、必要な知識や経験を持つ看護師は重宝されます。積極的に意見を出し、保育士や栄養士とともに適切なアプローチをしていくことも必要です。